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探索7日目

12 17 *2009 | 探索日記

7日目

 遺跡内より帰還。
 エンジンルームの様子を見に行く。以前にジョシュアと名乗る男が話していた、この島に存在するという力、“マナ”による影響を懸念していたが、現時点では異常は見られない。彼は「マナの力は、動くはずのないものにも生命を与えることがある」と言っていた。世話係には、今後も警戒を怠ることのないよう、よく言い聞かせておくことにする。私の不在中、王女が無事でいられることを祈るばかりである。

「ふむ、まだ時間があるか」

「そういえば市場のようなものが見えたな。……地形の調査がてら、出かけてみるとしよう」

 なんということだ!

 両替も小切手での支払いも不可とは、そんな馬鹿なことがあるものか! 王女に持たせてある私の金が、ただのコイン一枚も使えないなど! この薄い小さな石が通貨だと! まったくふざけている! 我々を原人とでも思っているのか、ここの主は! 納得のいく説明を願いたい! 返答によっては弁護士を

(日記はここで途切れている)

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