8日目
イソトマに仕事を頼んでいたことをすっかり忘れていた。荷物がひどい有様だ。いつまでもミミズ肉を持ち歩くわけにいかない。早々に処分しなければ。
遺跡外で見た座礁船の船長と思しき人物とコンタクトを試みる。胴体の社章から貿易船と見受けたが、もしその通りならここで関係を作ることは我々のため、ひいてはこの島を出た後の利益にも繋がると考える。
財宝があると公にされている以上、それが真実であれ偽りであれ、富を求めてやってきた者も多いはずだ。その中には、扱う品はどのようなものであっても、商売を生業にしている者がいることだろう。彼らとのコネクションを如何にして得るか。己への課題である。