9日目
見たことのない少年から、見たこともない料理を渡された。
降誕祭のプレゼントだと彼は言っていたが、なぜだか食べられる気がしない。
なんなのだこれは。どうすればいいのだ。その謎の料理は、今も鞄の中で静かに眠っている。
食べられないといえば、いつかのミミズ肉もそうだ。結局、ロメリアという女性に声をかけ、白い枝に変えてもらったが(合成とはまったく不思議なものだ)
予定より早く王女の元へと着くことができたため、わずかな時間ではあるが、ホールにて降誕祭のパーティーを開いた。世話係にツリーを用意させたが、女性たちには楽しんでもらえただろうか。
先ほど甲板へ出たところ、青く輝く流れ星が空を横切っていった。我々に幸運あらんことを。