6日目
新しい相棒は早々にしてステラに奪われてしまった。少し借りるだけだと言っていたが、無事に帰ってくるだろうか。もし壊れていたら買い取らせよう。
仕方がないので、久しぶりに魔導器の指輪を使ってみることにした。少々の暴発はあったものの、被害が少なく済んだだけよしとする。
思えば、昔は指輪だけでなく杖も扱っていたのだった。それがこの足となってからは、私にとって杖は魔導器ではなく歩行補助具としての役割しかなさないものになってしまった。もっとも、今は弓があればそれでいいのだが。
過ぎし日々を懐かしむ行為は、沈みゆく太陽に思いを馳せるのに似ている。まだ見ぬ明日に差すであろう光を待ち望み、今日も眠りにつく。
!memorandum!
・ミミズ肉の調理法