5日目
ステラは野犬の群れに、イソトマは歩行雑草(そういう名らしい)にそれぞれ懐かれたようだ。部屋はまだ余っている。王女の元へ連れ帰りたいと彼女たちが言うのであれば、私は一向に構わないつもりだ。無論、粗相をしなければの話だが。
レティシアに頼んでおいた新しい弓を手にすることができた。サイトにズレがなく重心もしっかりしており、非常に狙いを定めやすい。これは当分の間、よい相棒になりそうだ。
12 06 *2009 | 探索日記
5日目
ステラは野犬の群れに、イソトマは歩行雑草(そういう名らしい)にそれぞれ懐かれたようだ。部屋はまだ余っている。王女の元へ連れ帰りたいと彼女たちが言うのであれば、私は一向に構わないつもりだ。無論、粗相をしなければの話だが。
レティシアに頼んでおいた新しい弓を手にすることができた。サイトにズレがなく重心もしっかりしており、非常に狙いを定めやすい。これは当分の間、よい相棒になりそうだ。
12 03 *2009 | 探索日記
4日目
ステラが未だ本調子ではないため、歩みをやや遅らせることにした。
なぜ私ばかりが傷を負っているのか解せない。こうならないための護衛ではなかったか。しかしカラスは光り物が好きだとはよく言うが、ムササビもそうなのだろうか。探索中は指輪を外しておくべきかもしれない。
野犬のものと思われる光る目が八つ、こちらに敵意を向けているのがわかる。出方を探っているのだろう。今のところ襲ってくる気配はない。陽が昇り次第、こちらから仕掛けるとする。数は多いが、虎や人型の怪物に比べればかわいいものだ。
(オリフィエルから受け取った紙切れが、栞のように挟み込まれている)
11 29 *2009 | 探索日記
3日目
ガルフの意見により、今日は森で夜を明かすことになった。今、私は火の番をしながらこの日記を書いている。灯りがあるとはいえ、やはり眼鏡がないと読み書きに難儀する。私としたことが、つい部屋に忘れてきてしまったらしい。困った。
かつてのあの遺跡のように、この島にも人外の化け物が多く出るとは聞いていたが、今日出会った人面の草はそれは異様なものだった。私とて、薬草の知識はそれなりにあるつもりだ。それでもあのような草は未だかつて目にしたことがない(リゾットに使った野菜の正体はこれだった。意外にも食用に適している。毒性なし)
この交戦により、ステラが浅くない傷を負ってしまった。私の怠慢のせいだとガルフは責めるが、心外である。
!memorandum!
・ガルフの親友 魔術師
捜索希望とのこと。
リキュルト・リングレット。懐かしい顔だった。とても
「……」
「どうなっている……?」
!memorandum!
・リキュルト
昔のまま。人が変わったよう。謎。